贄の散弾
or
梔子 伊吹
年齢:19歳 性別:♂ 身長:168cm
難聴で一切の音が拾えず、上手く語れない己の口を嫌っているため無口。
読唇術を心得ており、他者の心をも視透かす“瞳”の力と併用している。
言動、素行含め態度が悪いが、ひと自体を厭う様子はないようだ。
弾丸が放たれる
語る口を持たない。
其れは、教祖に捧ぐための贄を穿つ散弾である。
この“ヒト”は不治の病にかかっている。
それは、生まれた時点で世界に背負わされた呪いのような“ウワサ”であった。
咳に赤黒を溢す様子から、それらが重いモノで在るとは簡単に想像が付こう。
このヒトの本来の寿命はもう、残り1分にも満たない。
いよいよ事切れる死の間際、このヒトを見つけ出した人物がいる。
呪いを“改竄”し、このヒトの時を止め、命を掬い上げたのが『贄の教祖』である訳だ。
其の寿命を延ばすためには――ひとを殺し生命力を奪う他ならない。