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総合案内
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モノクロアトリエにちょいちょい来る、アルビ兄妹の知り合い。
概ね人間のような形をしており、人間語を喋るが、下半身がお化け屋敷で人外思考。
一癖ある外見と行動から、魔物を忌避する文化層からは大変疎まれているのだが、ビオンは普通のお友達だと思っている。
本音:リハビリ用に登録したけど、社会風俗的に別クリップ出歩くの問題では???
自分用の手帳は持っていないが、暇な時はアルビ兄妹が持っている手帳を借りたり、ついて行ったりで別のクリップに旅行することもある。
ロサカルディア
ローサ
「息が詰まるほど、きれいな花に。
……僕も、なりたかったです。」
古い異国の言葉で「薔薇の心臓」を示す。
トリウムからの呼称はローサ。
ビオンからの呼称はローサちゃん。
少女にも少年にも見える顔立ちに、中性的な細く平たい身体をしている、性別不明の少年。
※ここでの「少年」は性別を問わない未成年者の意。
赤、青、黄、白、黒の五色の薔薇を飾り、薔薇の香りを纏っている。
足元は花びらを模したようなスカートに隠されているが、時々茨の蔓らしきものが見え隠れしており、ズボンに着替えるのを嫌がるので、下半身がどうなっているのかは想像にお任せ。
手配名:薔薇色の絶望
「滅びに美しさと意味を求めるのは、
生には意味がないと知っているから。」
出身:薔薇に呪われた星。
年齢:少なく見積もって半世紀。
性別:女顔だが、少女にも少年にも見える。
身長:少女にしては高く、少年にしては低い。
体重:見た目の数倍重い。
異常性:異次元よりの生態系侵略者。
異次元から惑星に向けて種子を飛ばし、発芽した後は惑星環境に適応するように成長しながら生態系を構築。この際、既に生態系が存在していれば、生態系そのものを侵略して作り替える。
それと同時に地下へと根を伸ばして星の核を取り込み、さらに成長して新たな種子を作る。
そうした成長プロセスが植物のように見えるために現地では植物として扱われているが、実際は触手を備えた動物であり、無性生殖でも有性生殖でも種を作れる。
地球生物で言えば、近いのは珊瑚。茨の棘が丸いのは珊瑚モチーフ。
過去にそうして惑星を侵略していたが、神に導かれた英雄によって討伐され、切り倒されてしまった。現在は文字通りの根無草状態。なお普通に出歩く。
新しく根を下ろし始めてから星の核まで到達するまでには、少なくとも数十年の時間が必要になるので、手帳を使って別のクリップに行ったとしても侵略する時間的余裕はない。
余談であるが、現在の少女のような外見は、着せ替え人形のような待遇に好意的に順応した結果の姿で、より侵略や敵対者の排除に向いた成長をした場合は人間とは似ても似つかぬ姿になる。
ジャメヴ
ジャメヴ
「遊びに来たよ!
あ、僕もオヤツちょうだーい。」
異国の言葉で「未視感」を示す。
トリウムからの呼称はジャメヴ。
ビオンからの呼称はジャメヴ
(頑張った)またはジャメ
(頑張れなかった)。
青い肌に白い髪、一対の緑眼の他、身体のあちこちに赤眼を持つ少年。
下半身に脚部はなく、蔦のような見た目の触手が絡まり合っている。
基本的にいつでも腹ペコで、屋台があればすぐ食べ歩きを始める。
足がないので椅子に座るのは苦手で、立ち食いが好き。冷静に考えると服も着ていない。「待て」ができない。などなど、ある程度の格式があるレストランなどは間違いなく出禁にされるタイプ。
手配名:未視の怪物
「見た覚えがない。見た記憶がない。
見たことを覚えていない。」
出身:人と魔物が消極的に共生する世界。
年齢:不明。性格は非常に腕白で子供っぽい。
性別:男の子。
身長:上半身は人並み。下半身がでかいし伸びる。
体重:見た目通りに重い。
異常性:誰の記憶の中にもいない怪物。
ジャメヴの身体の至る所に開いている赤い眼球に目を合わせていると、彼に関わることを記憶できなくなる。
外見や名前はもちろんのこと、そこで何をしていたかも何もかもが思い出せず、「何か見たような気がするが覚えていない」となる。
記憶に残りにくい性質以外は腕白で腹ペコな子供と言った調子で、ご飯を食べるのと身体を動かすのが好き。
腕よりも触手の方が長くて本数があって筋肉の塊なので、基本的に手よりも触手を使う。
それは人や物に対しても同様で、「持つ」ではなく「吊る」が通常運転。腕でも首でもすぐ吊り上げる。
彼が常時抱えている飢えと渇きは、先天的に魔力や精神力などの生体エネルギーを蓄えることが壊滅的に苦手な体質に起因する。燃料を与えられるだけ消費してガンガンエネルギーを作り、作ったそばから垂れ流しにしているエンジンみたいな状態。
その体質から、魔力炉の生きたエンジンとして大量の餌を貰っていたこともあったが、性格が堪え性のない幼児なので退屈がって脱走したり、脱走した先で暴食したりと問題行動も非常に多かった。
研究員がジャメヴを恐れて顔を見ないので、自然と赤眼の方と視線が合いやすく、誰も彼をきちんと記憶できなかったことも、ジャメヴの退屈さに拍車をかけた。
食べた分だけ周りに拡散しない環境があれば、一歩歩いたら十食食べたい、みたいな暴食をせずに済むので比較的おとなしい。