ENo.267 錬金術師 フィリップス 
プロフィール

【出身】中世 ユーノスティア大陸
【年齢】謎(体格推定16歳)【性別】♂
【身長】145cmくらい【体重】ふつう
【好きなもの】面白いモノ(研究対象) 子供 健康に悪い食べ物
【嫌いなもの】(本人曰く)とくになし
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銀色の毛並みをしたフェネック型獣人、眼鏡をしている。
身の丈ほどの黒いローブを身にまとっていて、どこかミステリアス。
フィリップス
「フフフ、よく言われます。」


見た目は獣人の子供だが、何処かオトナな雰囲気を醸し出している。
というか、飄々とした喋り方からして子供とは思えない感じである。
一人称は【ワタクシ】。とても胡散臭い。
フィリップス
「ンンンン、ワタクシは只のしがないおこちゃまですから。」


自称錬金術師で、普段は地下室で謎の研究に没頭している
本人曰く、「万能のエリクサーの研究をしている」だそうだ。
子共好きらしく、「うーん、いいですねェ」と呟きながら眺めている。
決してヤマしい意味ではないらしい
魔術にも とても詳しく、ニコラとヴォイルに魔術の施しをしているが、
本人は魔術師ではないと言い張っている。
実際にフィリップには、大した魔法を実行する程の力はない。
フィリップス
「魔術師?いえいえ、ワタクシは錬金術師であります。"どうして魔術なんか知っているか"ですって?…さあ、どうしてでしょうネ…。」


■戦闘能力■
錬金術師、装備は「自家製のエリクサー」「謎の液体が入った試験管」
本人曰く、自身に戦闘能力は皆無なので
いつもパーティーの最後尾にいることが多い。
「自家製のエリクサー」は、文字通り、フィリップスが生成した
エリクサーで、傷を癒す効果があるそうだ。
「謎の液体が入った試験管」は、3本あって
中の液体を外に出すと、ひし形の形状になって宙に浮きだす。
これはフィリップスが錬金術で作り出した【人工精霊】
それぞれ【火】【水】【風】の特性を持ち
それらの属性を用いて、後方からサポートをする役割を得意としている。
フィリップス
「ワタクシの可愛い子供たちです。美しいでしょう?」


ヴォイルとニコラに魔術の施しをしたことから、二人に「先生」と
呼ばれている。ニコラは素直に尊敬しているようだが
ヴォイルは、剽軽な態度に胡散臭さを感じている。
助手のウロとはとても親しい関係らしい。
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正体
【本名】フィリップス・パラケルスス
【実年齢】40歳ほど【職業】宮廷魔術師

ユーノスティア大陸西部の とある王国
その国王の最も信頼する魔術師が
フィリップス・パラケルススだった
彼の魔術の才は 強大で「ワタクシの知らない魔術などありません。」と
豪語するほどの 大魔術師だった
国王とは とても仲が良く
フィリップスは道化の様な語りで 王を楽しませ
王はそれを気に入り 彼を寵愛した

ある日 王が病で倒れた
病状はわからず 解決する目処がなく 王の病は悪化するばかりだった
フィリップスは 王を救うべく手を尽くした
そして 錬金術にまで手を伸ばし 王を救う手を編み出した
"今の王の身体が救えないなら 新しい身体を用意して 魂を移せばいい"

フィリップスは王の毛から 王の器…【ホムンクルス】を作り出した
"あとは この空の器に王の魂を移すだけ"
フィリップスは 病に寝込む王に提案した

しかし 王はそれを拒絶した
"これは病ではない 我を快く思わない臣下が我に毒を盛ったのだ
これは 我が王として相応しくない証拠だ そんな我が再び玉座に還っても
お前を除いて 誰も喜びはしないだろう
それに 我の魂を移すには そのはあまりにも小さい
おそらく 我の魂なぞ 欠片くらいしか入らないだろう
我はもう運命を受け入れた お前もいい加減受け入れろ
案ずるな 我が逝っても 我は欠片でもお前の傍に居ると
約束しよう"
そう言って 王は息を引き取った

その晩 フィリップスは王の死を悔やみ 自分の工房でむせび泣いていると
動かないはずの 空の王の器が 動き出し フィリップスの傍に寄り添った
フィリップスは 王の言葉を思い出し そして確信した
王はその魂の欠片を この器に注ぎ フィリップスに仕向けたのだと

王亡き後の王国は 新しい王座を巡る内乱の果てに 滅びの道を辿った
フィリップスは 王の欠片の器を連れ出し 国を去った
そして身分を隠すために 魔術を捨て 薬で身体を小さくし
錬金術師として 各地を旅することになったのだった



 
 
 
 
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