ENo.255 “死神卿” 
プロフィール

真名:イェルク・ツィックラー
年齢:不明 性別:男
身長:193㎝

常に細く笑う目は何を考えているのか読ませず、口は常に三日月の如く弧を描いている。
手入れが行き届いていない髪は短くとも長くともなく、まるで獣の鬣を連想させる。
細い体躯は身長に似合わず、手足はまるで棒のよう。
その金に輝く目は常に周りを見渡し、まるで面白い玩具を探すかの如く相手を舐め回し見る。
魔性の声は人々を惹きつけて離さず、言葉も巧みに愉快に身振り素振り振舞い、周りを振り回していく。
さながらその様子は道化師。しかし彼は狩人なり。
その目の奥には常に死を知らせる死神が潜んでおり、彼に目を付けられた者は軽く侮られることだろう。

彼は蛇にしてあらず。死神の如く、今日も大鎌に血を吸わせるべく彷徨っている。
――――とある世界の歴史書より



とまあ、色々ある吸血鬼じゃないような吸血鬼。
元は遊び人だったが、同じ遊び人だった恋人がおり、彼女のための騎士になると約束し、すべてを尽くす、と約束している。

血を吸わないタイプの吸血鬼であり、相手の精力を直に回収することで潤いを得て生き永らえる。
その方法は様々であり、イェルクがよく利用する方法は『死人から魂を回収する』方法である。彼の死神の異名はここからきている。

戦いもまた好きで、手合わせも好みのようだ。
また、目をつけられた相手はしつこく追い回されて嬲り殺されるという噂がある。



――左の薬指に青薔薇の指輪があり、普段は手袋で隠れていて見えない。


 
 
 
 
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