ENo.18 黒銀(クロガネ)の血啜り鬼 
プロフィール

 
          いつから鬼であったのか、分からない。
            なぜ、鬼であるのか、誰にも分からない。

            弱さから堕ちたか。不幸な事故であったか。

             怠惰めいた退廃を誇る身に想うがひとつ。


           ──老《亡》いぬ栄華など、御免だ。


              人である潔癖
          - The fastidiousness of Being a Person -


 
黒衣の剣士。背負う大剣は六尺を超え、如何なる時も手放さない。
曰く、信仰を抱える。曰く、人でありたいと語る。曰く、不死身を征く。

祈らねば生きてゆけぬ。その祈りこそが、唯一自己を肯定するのだから。

かくして男は、信仰の許で「正しく」あり──そして、人を騙り続ける。
 


性格】:
前進のみを是とし、行軍することを決して止められない男。
前進する為ならば、如何な総てを踏み砕き、振り返る事のない。
 
仕草】:
血啜り鬼であるが為に、陽を苦とする。滅ばずとも。
僅かな吸血衝動はすべて、前進と闘争に転嫁されて久しい。

能力】:
銀を象徴に抱く、ある血啜り鬼の氏属がひとり。
氷雪、および銀に纏わる力は氏族の由縁。発展形。

血啜り鬼として、不死、怪力、飛行、魔眼、再生──
〝一通り〟の力を持ち、また、太陽に耐性を持つ上位変種。
加えて聖性を持つ信仰を抱き、最高神官。生半可な神聖は無意味。

男は、不死身だ。如何な手段を用いたとて、完全に滅ぶ事はない。
真の意味で戮すならば、その精神を圧し折り、砕くが唯一。可能であるかは、別の話だ。




*以上、すべて【秘匿】情報
 


 
 
 
 
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