ENo.1190 守 翠瞑(ス スイメイ) 
プロフィール

出身:東洋大陸
年齢:享年18歳 性別:男
身長:178㎝   体重:髪の毛一束分
種族:人間の霊体(幽霊)
好きなもの:鍛錬、読書
嫌いなもの:実力に見合わない権力を振りかざす者
得物:長物(昆や槍)



一人称:私(わたくし)
二人称:あなた
三人称:あの方
丁寧口調

髪:紺色のストレート
目:月の光のような金目



の付けている紺色の髪に憑いている幽霊。
自発的に姿を現したり喋る事は出来ないが、髪を揺らす事で意思表示をしたり筆談が可能。
ストイックで真面目。皮肉屋で強か。
自分にも他人にも甘くない男。
色々あって現在は供養地が見つかるまで兄と兄の伴侶の旅を見守っている。

兄との過去(明るくない話題)兄よりも武芸の才を持って生まれてきたが、長男に家督を継がせる一族の慣習に倣って生まれた時から将来は兄の為に身を粉にして働く人生が決まっていた。
幼いころからその慣習に全く納得がいかず、才ある者が直系として家系を守るべきという考えがあり、有無を言わせないくらい兄よりも秀でればいつか回りも折れるのではないかと考えてひたすらに鍛錬と学習に明け暮れる日々を送った。
けれども家督を継ぐのが兄という事実は変わらず、それならいっその事自身を物のように扱う酷い奴に使われる散々な人生だったという話でもあれば諦めもついたけれど、兄だけは自分より才があるお前が家督を継いだ方がいいと理解を示されてしまった為、諦めきれずにいた。
しかし、兄の知らないところで母親に兄はそんな事を言っていてもどうせ家督を継ぐ、お前は搾取されるだけの人生だなどと吹き込まれ続け少しずつ兄への感情がこじれていき、『上っ面だけ優しい八方美人で日和見な奴』という半ば八つ当たりに近い憎しみが募っていった。
兄の成人の儀が近くなって遂に憎しみが閾値を超えて兄を殺す為に夜中に奇襲をかけるも、すんでのところで手が止まってしまった所を兄に返り討ちにされそのまま手討ちにされてしまう。
その後、自身の死体から切り取られた髪に怨念として憑いたまま十年以上兄の側でその人生を見続け、母親の言っていた事は出鱈目で、本当に馬鹿みたいに真っ直ぐで正直で器用貧乏な男なのを知ることになった。
とある世界で兄と話す機会が出来て、一旦どちらも許さないという事で実質の和解となった。
現在は憎みこそしていないが、素直に信頼できる兄だというのも何となくムカつくので嫌いという事にしている。素直じゃない男。


 
 
 
 
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