ENo.97 ジェネル・ヴィトニル 
プロフィール

名前 Gyenel Vitnir [ジェネル・ヴィトニル]

種族 元人間(魔王)
年齢 20代前半
性別 男……?
身長 178cm
性格 孤高・苦労人気質

特筆事項
・耳と首筋、弱点
・お酒あんまり強くない
・恩讐思想(恩には恩を、仇には報復を)
・有胎、女性寄りの体(訳有り)
・世の理により不老不死と化している
・人間不信
・膨大な魔力を有する(世界を支配するに足る程に)

元の世界では魔導士として名を馳せていた人物
嘗て勇者一行と共に魔王を討伐したこともあるらしい
人と触れ合うことにあまり慣れていない様なのか
最初のうちは警戒心を示すものの慣れたら普通に接するタイプ
自らの実力に誇りを持って"いた"

持ち物∶ワンド、冷たい石、温かい石、震える石、シーグラス、不思議な石、ラム酒15本、世界を滅ぼした男の記録24種


真名
真名 Gyenel Envied [ジェネル・エンヴィード]
種族 人間だった

彼にはクレア・ウィアクという1人のとても仲の良い幼なじみが居た
彼は後に賢者、彼女は後に勇者として成長し共に冒険して仲間を増やしながら魔王を討ち果たした
彼は世界が平和になったなら幼なじみに想いを打ち明けようと心に決めていた
告白の日が幼なじみの命日になるなんて夢にも思わずに
散々勇者を持ち上げておきながら魔王討伐後に新たな脅威になるだろうという国王の浅はかで愚かな考えと裏切りで幼なじみは討たれた
其処からジェネルは復讐に心を燃やした復讐者に成り果て国王、その一族、側近に大臣、賛同者達と全て焼き払ったのだ
此れが賢者の過去である
後に賢者は追われの身となり追手からの逃亡劇の末、崖にて追手からの魔法が地を穿ってしまったが故に足場諸共、海に落ちてそのままある島にナガサレていたのは別のお話

狂気に満ちた島から生還した賢者は此処での経験や記憶、持ち物など全て背負って魔王となり人間を一部"追放という形の例外"にして根絶やしにし魔族の王として世界を統べることになるのだった
根絶やしにした理由は
魔王になった以上、勇者という天敵が生まれない様にしたかったのもあるけれど
自分にとっての勇者はクレア、只一人という理由から
彼女が討たれる迄、散々消費しておきながら新たに生まれてくるであろう勇者に希望を抱くなど到底許し難かった
故に彼は最後の魔王として人間達を根絶やしにしたのである

今は世界復興中らしく異世界の食料など取り入れたいという理由から異世界渡航もやっているそうな
魔王時の姿と賢者だった時の姿の2パターンで状況に応じ対応らしい


魔王と勇者、そして島に居た賢者の状況
勇者∶魔王の宿敵となる存在、大体においては魔王が顕現してから数年の間で誕生するという善の人間
勇者は魔王を討伐する運命にあり
魔王に負けた場合はまた数年間の時を費やしてのサイクルとなっているが
その間の世界は魔王の支配下同然となる上に魔王も勇者誕生や叛逆を阻止せんと動く
勇者にはある消えない痣が体の何処かについて生まれてくるそうだ

魔王∶勇者の宿敵となる存在、大体においては勇者が誕生する前に顕現されるという
魔王は魔物達の長となり世界に悪を撒き勇者と対峙する運命にある
討たれた場合、世界に平和を齎すが
次期魔王が顕現する可能性が生じる
次期魔王の顕現の条件は『憎しみや怒りを始めとした世界を動かしかねない程の強い負の感情を有した人間』
此れは生まれつきでなく環境やその者の抱く感情の強さで決まる
勇者も人間である為か勇者から魔王になるケースもある
選ばれた場合は蛹の様にその者の力が格段に上がっていく過程を経てから羽化し
魔を統べる魔王が生まれるのである

直近の魔王が討たれ、勇者も愚かな人間による一矢にて斃れた
その瞬間に次に顕現される魔王は確定される
"ジェネル・エンヴィード"
勇者クレアを愛し求めた賢者
けれども愚かな人間に裏切られ愛する勇者を、幼なじみを奪われた男
その報復に自らの感情を薪に焚べ、元凶やその一族全員、賛同者達すらも焼き払った復讐者

彼が、彼こそが次の魔王の羽化する前の蛹であった


魔王ジェネルが統治する世界
レイスフィア


 
 
 
 
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