プロフィール
名前:トリス
身長:162㎝
性別:女性
年齢:???(外見は20代)
種族:悪魔
一人称:私
二人称:あなた、あんた
緑を基調とした衣装を身にまとい、
薄水色のストールを鈍い赤色の逆十字の金具で留めている。
扱う言葉は最低限丁寧。
人間嫌いだが、なんだかんだで面倒を見るタイプ。
魔力や魂を見ることに詳しい者なら、
彼女が人ではないことを見抜けるだろう。
悪魔という存在ではあるが、率先して人間と契約を結ぶ様子はない。
※読まなくても大丈夫な設定
トリスの性格の形成には、『先生』が深く関わっている。
悪魔である彼女を育てたのは敵対する種族であるはずの天使だった。
彼は悪魔を討伐し続ける任務に、疲れ果てていた。
そんな折り、目に留まったのは悪魔の子どもだった。
きっかけはただただ縋りたい思いだったのかもしれない。
彼は、幼子と共に姿を消した。
穏やかに、ささやかであるが幸せに、二人は暮らしていた。
しかしその暮らしは長くは続かない。
すくすくと彼女は成長し、少女の見た目になった頃。
同胞が天使の居場所を探し当てた。
幼い悪魔を匿い育てた罪により、天使は同胞により討たれることとなる。
一瞬にも思える出来事だった。
少女がその日一日家にいれば、結末は違ったのだろうか。
「おかえり」の言葉を期待していつも通りに扉を開いたとき、
そこにあったのは砕け散った『先生』の魂と、
彼がいつも身に着けていた深緑のような色のローブ、
血の色に染まった十字の留め具だった。
呆然と立ち尽くし、手の中の四葉が音もなく落ちる。
幸せの象徴だと本で読んだそれを探して、遠くまで足を延ばしたのだ。
これは誰にとっての【幸福】だったのか。
緑の葉が、赤に染まる。
いや、四つ葉のクローバーの花言葉は、もう一つあった。
──────【復讐】だ。
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