ファロ/Falo
年齢:実質生誕1年未満
性別:精神性は女性的
身長:60-80 cm
体重:****
星盤世界(2期)に姿を見せていた、ウィル・オー・ウィスプの従者であった少女。
現在は妖精の彼とは別れて活動しているようだ。時々一緒に遊んでいる姿も見られる。
小さな彫金の金属像に宿った魂が本体であり、可動範囲は小さいが表情変化は豊か。
具体的に言うと下記の通り。
・抱いている火の玉は降ろせるらしいが置いたまま遠くにはいけない。
そっちが本体。
・腕の可動域はひじから下のみ。同じく脚もひざから下のみ。
・髪は一切稼働しない
・この上から別の服を着る事はそれなりにあるようだ。専用の服を着ている。
・発話の際、口を動かす必要はない
・食事は可能。原理は不明。食べられる量は一般成人の1/3ほど。
→彼女とお話したいときはこちら
火天使の箱庭
* * *
その正体は出身世界外からシェトゥ達の出身世界に迷い込んだ末、幼くして村の生贄と捧げられた哀れな幼女の迷子霊。よそものを生贄に捧げるというのは身内社会度の高い小さな山村にはよくある話ではある。
客人(マレビト)であった為「スマートフォン」を所有していた。
さて、死者となったが逝き先を知らない彼女。おまけに死のショックで記憶もとんでしまった。
送り火の妖精としてその彼女の担当になったのがシェトゥである。ファロと名付けたのもこの際。
シェトゥが彼女を送る事に迷いを見せているのに"月代"が気付き、星盤世界への逃亡を提案したのは「スマートフォン」の所有者が出身世界では限られており、追跡がされにくいからでもある。
そうして星盤世界に逃げ込んだシェトゥとファロ。
色々な素敵なものを見せてあげよう、体験させてあげようとシェトゥは張り切る一方で、体験の際にファロが記憶を取り戻す可能性に気が付く。
「そう。色々見て欲しい、知って欲しい、体験して欲しいと思ってたけど──
その何処かで思い出してしまいそうでこわくなった」
そうしてファロを取引先の青年(アシル・バルテ)の処に置き去りにして──逃げ出した先で妖精は玫瑰と後に名付けられるひと(最後の獣)に諭される事となる。
「僕一人じゃなくて、あの子と、選ぶ……」
──そうして、ふたりが選んだ道は。
「ただね、私は。
"ともだち"さんも、たくさんの縁も、この旅も、記憶も。
失いたくは、ないなあ……」
──ファロのまま、生きるという道だった。
そうして彼らは、ある彫金師(オリカ=レンカ)の像を器としていただき、厄蜘蛛さんから替えの衣装を頂いたり、ノノノッサさんから茶器やカトラリーをいただいたりして。
今の彼女を得たのである。
種族的に迷子霊のままであった点も、最終決戦前にガイララベクさんから譲ってもらった「夢の残骸」なる賄賂を"月代"に渡し、その対価に伝手を得て解決。
此処に在るのは火天使──人造天使の乙女である。
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