旅人兼出張料理人として、30年間異世界を旅している狼族の獣人。
フレンチ・イタリアン・和食・エスニック等様々なジャンルの料理を作ることが出来る。
その中でも中華料理とスイーツが得意らしい。
基本的にはその場で相手が食べたい物を作るライブクッキングスタイルで活動しているだろう。
三ッ星レストランに劣らないほどの腕前をしている。
グラトニーと言う悪魔に魔力を貸してもらっている代償として、自身のカロリーやエネルギーを払う契約を交わしている。
そのため、いつも腹を空かせているだろう。
問題やトラブルになんやかんやで巻き込まれやすい不幸体質。
そして、人懐っこい性格で『来るもの拒まず、去るもの追わず』な性格
魔術や格闘術も学んでいて、傭兵業もたまにしているらしい。
いつも他人を優先してしまうことがあり、自分を犠牲にしてでも他人を助ける精神。
『幸福ヲ運ブ料理人』という肩書きは彼の世界でつけられた肩書きだ。
最近、不幸が強く降りかかるようになってきた。
消え去った記憶・掻きまわされた身体・残留するトラウマ
25年前、一人の狼がとある集落に住んでいた。
自然が豊かで、風が透き通り、穏やかな集落だ。
狼はその集落を愛し、その集落から狼は愛されていた。
そんな愛で溢れていた集落は、馬鹿げた宗教戦争の戦火に巻き込まれる。
木々は燃え、家は焼け落ち、地面が抉られる。
狼は戦場と化する集落を駆け巡った。
一人も犠牲を出さないように。
一人でも助けるために。
一人だけでも…。
ーーーーー
全てが終わったころには集落は塵と化していた。
一人の無力な狼だけを残して。
狼は集落の中心で己の未熟さに一人嘆き、咆哮を上げ、泣き崩れる。
そして、狼は禁忌へと足を踏み入れ、悪魔を呼び出した。
狼はそれまでの40年間の記憶を代償に全てを取り戻す。
友人の記憶・家族の記憶・集落の記憶・恋人の記憶。
記憶全てを代償に。
消え去った記憶は思い出すことは出来ないが、無意識に残ったものがあるだろう。
『他人の死』というトラウマを残し。
老いることが出来なくなった身体を残し。
今日も、幸福ヲ運ブ料理人は歩みを進める。
「それでも、俺は前に進まなきゃ駄目なんだ。絶対に、選択を間違えちゃいけない。
俺に……俺にしかできないこと、そんなこと考えたことないけど、みんなに与えなきゃな。」
所持品
・隕鉄ナイフ→隕石から作られた切れ味の良いナイフ。
・20mmダストダイアモンド→とある祭りで出た灰で作られたダイアモンド。
・思い出の白百合の結晶→とある聖狼から貰った、決意の結晶。
・マジックアイテム:混色のマリーゴールド→とある魔王からもらったマリーゴールド。
・氷の薔薇→体温でも、炎でも溶けることがない氷の薔薇。
・星屑の金平糖→キラキラとした星空柄の金平糖。一応何粒かは残っている。
・枯れない白百合→とある聖狼から貰った枯れることのない白百合。
・四葉のクローバー→なんだか見てたら胸の奥が暖かくなるような気がする。
・記録を書き留めたメモ帳→大事なもの
etc...
大体のものがリュックの中に入っている。
白獅子の義弟がいる。
いつもの拠点→
とある料理人達の105号室
サブキャラ:
不幸ヲ噛ミ砕ク悪魔
七匹目ノ夢山羊モノガタリ
見エヌ宙ヘノ尽キヌ探求
PLについて:大体23:30には中の人がおやすみします。
ステラボードの世界から8年が経っている世界線です。
立ち絵及びアイコンはウオボネさんにコミッションしていただきました!