紅蓮
「初めまして、私は紅蓮。君さえよければ、少し話を聞かせてくれないか」
名前:紅蓮
肉体年齢:26
生存年数:50以上
早蕨の相棒にして軍師を務める性悪男。オリジナルの彼は既に死んでおり、ここにいるのは彼に関する記述が具現化した存在である。
その性格は、他人の不幸は蜜の味、を極めたような男。甘言を弄して他人に近づいては、助言で間違った方向へと導き、破滅する様を眺めるのが好きという完全にどうしようもないやつ。ただし、騙しがいのない相手(子供など)や、堕とすより味方につけたほうがいいと判断した相手には、まっとうな助言をすることもあるようだ(メタ的には穏便なロールもできますという略)。
主人も彼にどんな制約を課せば無害化できるのか分からなかったらしく、基本的に本の外に出ることが許されていない。よって本の外では早蕨の持つ紙片を通じて助言をする程度の存在である。本の中に入れば会える。
戦闘スタイル
戦闘の際は、インクを使って様々なものを作り出して戦う。自分で戦うことをよしとしないため、もっぱら獣や神話の生物などを作り出し、これを操って戦闘する。そのポテンシャルはクランをも上回るのではないかと思われる。
ただし本人は戦闘そのものを忌避する傾向にある。自らの武器はその口から発する言葉だけでいいと思っている節があり、戦闘そのものは最終手段としてとらえている。
オリジナルの行方
紅蓮のオリジナルは、クランとオルクスに焼き殺されたのち、罪人の魂を裁く死神の嫌がらせによって、言語を封じられて地上に落とされた。しかしその後、執念と周囲の協力により、新たな肉体を手に入れ、言語も取り戻している。
結局、魂のまま生き残ることのできる「半不死身」となってしまった彼は、その後も肉体を乗り換えながら生きている。早蕨を失い、新たな相棒である輪廻と出会い、性格自体はコピーの紅蓮からは想像もつかぬほど丸くなった。それは停滞を嫌う紅蓮が選んだ一つの進歩の証なのだろう。
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