出身:定義不可能
年齢:不明 性別:なし
体高:26㎝程度(B5サイズ) 重量:見た目よりは重い
好きなもの:新しい知識を得ること
声:幼さの残る少女のような声
中身:種々雑多な情報で氾濫している
見たところ一冊の本に見える存在。
しかし浮遊移動や会話をこなし、生物に可能な挙動の大半を実行できる不可思議なもの。
その実態は、複雑怪奇な経緯を経てある「神」の手により創造された情報集積デバイスであった。
現在は
フラミィの手引きで妖精郷の一員となり、自身を妖精の一個体と定義づけている。
もしあなたがこれを広げて読むことができたなら、そこにはあなたの知りたかった何かが何らかの形で記載されていることもある……かも。
なおこの名前は妖精としての個体名であり、シンキィ・フィーリィ・グリーディなる真名を有するがこの事実は基本的に非開示である。
もっとややこしく
とある場所には、あらゆる場所から知識を集積したデータベースを構築することを目的とする種族がいる。
全にして一、一にして全。彼らにとって個々の存在に大きな意味はなく、種として存在・存続し続けられればそれでよかったのだが、その在り方に疑問を抱く例外的な個体がいた。
種としてではなく、個として全てを網羅したデータベースになる野心を抱えたもの。
死してなおその野望を捨てずに願い続けた存在――それが、生ける書物「シンキィ」の原点である。