ENo.732 ゼーレ=エトワール 
プロフィール

種族:元天使
年齢:2569歳
性別:男性
身長:185センチ
体重:64kg
体格:華奢というより、貧弱
髪の色:深緑
瞳の色:金色
誕生日:覚えてねーや
出身:世界『トゥ・ライラ』

筋力:皆無 耐久:微々 感覚:微々 器用:皆無
魔力:理想的 習得:最高 意志:微々 魅力:微々 速度:高い

疲労起因の魔力器官のマヒは完治した様子。
ただ、また無理しすぎるとなるかもしれない。

剣士アンリの長年の親友だ。
彼をこの旅へと送り出した本人でもある。
……結局様子が気になって見に来てしまったお節介。

生まれつき肉体的に弱い『特異個体』の一種。
人間よりは遥かに頑強だし力も強いのだが
同族の中では、目立って虚弱だ。
純粋な魔力においても、かなり下のほうだ。
さまざまな強化魔法や、理論を並べ立て、なんとか誤魔化しているだけだ。
自然と、リスキーな行動は避ける傾向がある

常にへらへらとした笑みを浮かべるお調子者だが
魔術師としての腕は確かで、意外と博識だ。
雷属性の攻撃魔法が専門だが
それ以外にも解呪や治療の魔法もそれなりに使える。

あまり態度からは想像がつかないが倫理観も常識もしっかりしている。

彼の名誉のために言っておくと、別に彼も鍛錬をさぼっているわけではない。
『製造目的』として肉体労働が必要ないために、筋肉がつかないだけ。
そして、食事の量をあまり摂れない体質と
極度のワーカホリックにより食事を度々忘れるのが影響しているらしい。

「膂力」「瞬発力」「血中の魔力濃度」
そのどれもが親友には及ばない。
そのうえで肩を並べて戦うことができるのは
異常なまでの努力と、飲み込みの速さ。
そして長年身に着けた知識と、学びぬいた戦術の賜物だ。

「激辛な食べ物」が好き。
胃袋が小さいらしく量こそ食べることはないものの
めちゃくちゃな量の香辛料を食べ物に良くかけている。
これは、彼が過去に「獣肉の臭みに慣れるために唐辛子でごまかしていた」
というところに由来しており、
順応の早い性質が関係して、逆に辛い物を好むようになった経緯がある。
そう言った理由なので、
『味覚異常なので辛みしかわからない』というわけではない。
普通に繊細な味の食物も味は理解できるし、
辛い物ほどでもないけれど美味そうに食う。

或る日。
自身を照らす『陽光』を名乗った親友に対し
彼自身は『星』を名乗りだす。
……同じ空で戦う『戦友』として。

――その経歴により、じつは酷い人間不信を抱えている。
「彼自身」に向けられる「善意」がとても苦手。
「仲間内のひとり」としての扱いならばまだ納得する。
「ゼーレ本人」に向けられると挙動不審になり思考停止してしまう。

「悪意」に関しては慣れすぎて麻痺してしまいおよそ平気なのだが
「善意」は慣れなさすぎて「怖い」とまで思ってしまう。
嫌だとは思っていないのだが、逃げ出したくなってしまう模様

模擬戦戦績(敬称略

VS キュカ 〇
VS ハク&ネロ 〇
VS アンリ&アトラ × (相方:蘭崎)

え、俺についてもっと教えろって?物好きだな
アンリ=ソレイユと同じく、トゥ・ライラ天界出身の天使だ。
本当の年齢は2569歳。
才覚にはそこまで恵まれなかったが
ほぼ努力のみで天界第二位 智天使(ケルヴィム)の座に就いた実力者
……『だった』。
現在はハク・ネロ(Eno737)により「呪いを食われ」
天使でも何者でもない「なにか」となっている。
結果、彼は黙示録と、翼の起動権限、真名を失った……
が、本人的にはむしろ、望むところであったようだ


アンリはすげーぞお、美形だし、つえーし、それに俺よりももっと……。
親友アンリに友情以上の重い感情を抱いている。
コンプレックス。憧れ。
そのどちらもが、彼の正直な感情である。

親友に「高潔さ」を見出し、強く焦がれ
「騎士のようだ」という像を勝手に抱いている


使える魔法
★「紫電の魔法」
紫の稲妻を思うままに発生させる。
いちおう魔法のていを取っているので普段は起動ワードで制御しているが
緊急事態などでは省略しても発動する。精度は落ちるが。
威力順に弱い方から並べて
「雷よ」(トルス)
「神の雷槌」(トニトルス)
「神の雷弓」(ガーンデーヴァ)
「全世を裁く雷神の腕」(ケラウノス)となっており
神の名がワードに散見されるのは、彼が「雷神の弟子」であるため。

★「属性を超えた魔法」
また、幻想世界の住人、その理として
普通は1属性しか扱えないが、「解釈を捻じ曲げる」ことで
別属性を扱うこともできる。
彼は雷から転じて「炎」と「光」も扱うことができ、
3属性の使い手は世界広しと言えど、稀である

★「深淵の魔道」
この世の理を捻じ曲げる、魔道の神髄。
彼はこのうち、
「物質創造」
「空間把握」
「空間転移」
を行うことができるが、
深淵の魔道を扱うと、それなりに空腹になるデメリットがある模様


主な所持品
★「魂の星」
親友に倣い、彼自身が創り上げた『彼の望むままの魔道具』。
黙示録の代わりの品であり、その機能の大半を保有しているほか
『星や天体を操る』力がある。
さすがにそちらは未知の領域であるためにまだまだ練習中だが。
★「金のロケットペンダント」
親友のものとそっくり同じだ。
★「白金の槌」
師である雷神より賜った、彼の武器だ。
ふだんは魔法で収納しており、必要になれば出す。
もっとも、魔法だけで片づけてしまうことも多く出番が最近ない。
威力よりも魔力伝導率と振るいやすさ重視のつくりで、意外と軽い。
天界出自の遺物ではなく、土地神の持ち物なので
いまだ没収はされていない
★「鱗の首飾り」
親友から贈られた、異邦の神の加護を感じる首飾り
★「縁の花」
アトラ(Eno.737)より礼として贈られた魔力の花。
なお、幻想世界の住人の中でこの花の『花言葉』まで知っているのは
『魂の星』で花の構成や由来を知り得る彼ひとりである
★「トアマリンの入った小箱」
アトラ(Eno.737)からお守りとして渡された。
「純粋な善意の塊」ともいえるこれに
極度の人間不信からひどく取り乱し一度は拒んだものの
その後のやり取りで「信じても大丈夫かもしれない」
と恐る恐る受け取った。

「外部の人間を信頼する」ことに対しての恐怖を思い出したときに
これのことを思い出して踏みとどまろうという
『決意』につながるたいせつな贈り物。


虚弱個体、しかして、実は
彼自身、自分には生まれつき能力がないと思い込んでいるのだが
実際は生まれ持った力自体は親友と同等である。
ただし、その殆どが裏、「素質」に転じてしまっている。

長命ゆえに「停滞」に甘んじがちな天使に生まれつきながら
「努力する」という概念まで持ち合わせており
『およそ何者にでもなり得る』ことが彼の本来の能力である。

もっとも彼自身は自分すらも信じておらず
このことを知るのは薄々感づいているレベルの親友アンリのみである。


 
 
 
 
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