黒い髪に赤黒い瞳の若い女性。
呪本の創造主、オフィーリア、あるいは田中フィリア冴流と面識ある者なら、この教祖が彼女たちと同じ容姿であることにすぐ気づくだろう。
……彼女が違う名を名乗る者だと知っている者もいるかもしれない。
その正体は女の亡骸の胎に納めた胎児《ホムンクルス》。
か弱い生まれたての胎児である本体を死霊術や呪術によって特定の女性の姿に似せた外側の身体で保護している。
多少の手間はかかるが、替えのきく影武者だ。
紫永海 詐愛偽(しながみ さなぎ)という人物と同様の背景を持ちながら記憶を持たない。
その理由は彼女が二番目に作られたサナギだからである。
ルカエタ教の教祖に据えられていたが、自分を作り、ルカエタ教を乗っ取った父親のことを快く思っておらず、
彼への復讐を目論む人々と協力して立ち向かうことに。
下記の経緯により今は仮の名前、仮名(カリナ)を名乗っている。
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