ENo.433 『高台』の魔女 
プロフィール

「ええっと......私は『高台』の魔女といいます。世界塔の頂上より、世界を見通すことが私の役目です。
あとは......ええと......ええと.....そうだ、
今後ともよろしくお願い致しますね」

【名前】無名(あったが魔女になった際に放棄した)
【二つ名】『高台』の魔女
【職業】事象の観測者・お天気お姉さん
【年齢】100歳前後
【身長】165cm
【重さ】51kg+very long 髪
【好きなもの】小動物と戯れること、テレビゲーム、平和、家族
【嫌いなもの】初代『高台』の魔女、戦争、死別、報われない結末

◇概要
「私......『高台』はこういう事をやっております。それにしても、塔の姫君かぁ......」
過去・未来・現在に発生した事象を見通す能力を持ち、『世界塔』の頂上からこの世全てを観測する魔女。しかし、規格外な能力の代償として、聴覚を完全に失っている。
長身かつ痩躯で、10m以上の長さの髪を持つ。その髪の内側には宇宙が広がっており、星々の煌めきや銀河の胎動が見て取れる。
塔から外へは全く出ていない為に近年までその存在を殆ど知られておらず、ただ一つ「塔に幽閉され、長い髪を垂らしながら頂上にて星を眺む姫君」のおとぎ話が地方に残されているだけであった。

◇異能
「これが私の能力、です。これを観ている貴方も、私には視えているんです」
【真実の目】<プロビデンス・アイ>
『高台』の魔女が備え持つ能力で、過去・未来・現在すべての事象を視覚から得ることのできる規格外の異能にして「視覚」の極致。それを彼女は、普通にものを視るのとほぼ同じ感覚で行使することができる。『高台』はかつてより、世界塔の頂上からこの異能で世界を眺めてきた。
しかし、この能力が機能するのは飽くまで「視る」ことまでであり、視えた情報を的確に処理し、ないしは記憶することが出来なければ真価を発揮することができない。
とは言っても、この能力で得られる恩恵は凄まじく、音源を視ることによる聴覚の代用、災害が発生する時間の特定、数多の「魔女」たちの経歴の把握など、枚挙にキリがない。
事象の観測によって得た情報は彼女自身によって編纂され、伝書鳩に乗せられて各地を巡る。
発信される情報の基準は、社会に走る混乱よりも周知されることによる恩恵の方が大きいかどうか。無闇に情報を流し、人々に不安を煽ることを彼女は良しとしない。また、同じ理由で発信するタイミングにも気を配っている。
──全ての事象に意味があるという考えの元、『高台』は発生した全ての事象に目を通す。その為、彼女には隠し事が一切通用しない。だが、それを無闇に口に出すことが災いを招くことも知っている為、何も見てないかのように振る舞うこともある。


 
 
 
 
(C) 2020 Hisagi & CloveR Steps.