【ロザリア=アーデルトライト・リーゼロッテ=キルフリート】
プラチナを水に梳いたような薄金の髪、白絹のような極め細かい肌、
エメラルドのような瞳をもつ、黒紅のドレスを纏った絶世のクィーン・ヴァンパイア
低身長、童顔、不釣り合いな巨乳、年の頃は顔つきだけならば10代前半
一人称は格式高く『吾』と称し、古めかしい言い回しが多い
基本的に日々を城の中で過ごし、
日が沈むとドレスに身を包んであらゆる場所に神出鬼没に現れることもある
長命種族にありがちな、非常に享楽的な性格
知的探究心・好奇心が強く、未知のものに臆さない
ただし同時に出不精でもあり、どちらかといえば知識欲は書物へと向かうタイプ
かつては魔王の血すらも飲み、膨大な知識と無限に近く貯蔵された総魔力量によりロザリア自身も魔王と呼ばれて差し支えない程の強力な個体となっている
城の書庫に現れた"手帳"を機に、見聞を広めようとしている
過去の事情と人間との軋轢
かつては魔術の名門と呼ばれた、エルフの血を引く家柄の令嬢だった
父親が魔術探求の末に禁呪に手を出し、まだ幼い時分のロザリアを含めて魔女狩りの対象となる
家は没落し
人間に捕まったロザリアは心無い仕打ちをその一身に受け、少女と言ってよい年齢にも関わらず歪んだ肢体にさせられ、一族郎党皆殺しの憂き目にあったロザリアはただただ人間への憎悪だけで生きていくようになる
父の研究する禁呪を完成させ、自らを不死者…すなわち『人間に恐怖を与える存在』へと存在改変を行ったロザリアの得たものはあまりにも空虚な復讐の未来だった
それから1000年の月日が経った後でも人間への不信感は薄れていない
ただし異界においては『自分を貶めた人間とは別種』として苛烈な態度を取ることは少ない
◇◆◇
特殊能力など
・黄金魔法
任意の空間座標に魔法で構成された黄金を発生・具現化する魔法
ロザリア自らが構築・開発し黄金魔法と名づけた魔法体系
戦闘時には瞬間的に構築される剣や斧、槍や盾、矢といった武具の形をとることが多い
それらの剣や槍等は通常の黄金に比べ圧倒的に硬度が高く、
魔力から切り離されれば消え去ってしまうため錬金術の類とは大きく異なる
種族・クラス的な恩恵と膨大な魔力総量から、
詠唱や触媒の一切を必要とせず、身振り手振り一つで発動することが出来る
・吸血
吸血種特有の吸血行為
ロザリアの持つ吸血種としての能力を大きく反映した影響を与える
瞬時に絶頂を迎えるほどのの快楽を相手に与え、
自ずともっと吸血行為を求めてしまうよう相手を支配・隷属させる
吸血後、個人差はあるものの体温低下からのアルタードショックにより
肉体の死を迎え、その後数時間の間に適正に応じ吸血種として蘇生するが
適正がないものは死喰鬼となり彷徨うことになる
『親』である吸血鬼には服従する本能が植え付けられるが、
人格によっては反発するものもいる
◇◆◇
活動拠点→
キルフリート城
・サブキャラクター用
海賊船クィーンズエルダー・甲板
海賊船クィーンズエルダー・酒場
◇◆◇
Illustration by しるどら