フルネームはクローリス・アタナシウ。
すこぶるマイペースな科学者見習いの子供。
表情での感情表現が苦手な分、体の動きで表現しがち。
好奇心をくすぐることが大好きで、しばしば突拍子もない行動に出て周りの大人を困らせている。
元いる場所は文明が滅びかけており、わずかに残った人々はそれぞれに集まって抵抗を続けているらしい。
彼女はそうした拠点のひとつである研究所から、ほうぼうへ様々な薬品を届けている。
将来の夢はクールビューティーでスマートなおねいさん。
顔だけそっくりの姉がいるらしい。
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世界について
彼女たちの世界が直面しているのは、大きく分けて2つの問題である。
①健康な子供の減少
母親の胎内で育った場合、ほとんどの子供が先天的かつ致命的な疾患を持って産まれてくるようになってしまった。現在では体外受精ののち培養槽で成長させることが主流となっていて、そちらの方が幾らか健康な子供が生まれる確率は高い。
しかしそれが可能な施設は少なく法外なコストが掛かるため、一部の恵まれた人々か、我が子や己の身を実験体として差し出した人々でなければ活用は難しい。
また同じ理由からクローン技術も極めて盛んだが、クローンに生殖能力を持たせることには成功していない。
②怪物の襲来
不規則に現れる黒い渦から、やはり黒い影で塗り潰されたような怪物が出てきて生物を襲う。
意思の疎通は出来ないが、大抵は既存の生物を模したような形をしており、知能もその模倣元にある程度準じている。
物理的に損傷を与えることはできるものの、余程の物量でない限り撃退は難しい。ただし忌避剤が開発されており、直接散布した場所には渦が現れにくくなる。
極限まで腑分けされた世界は、揺らぎをなくした。
かつて奇跡や神秘、魔法と呼ばれていたものは理の外へ置かれ、いつしかどこかへ消え去った。
そうして誰からも忘れ去られた頃――影となってかれらは帰って来たのである。
彼女たち姉妹について
・クローリス
彼女はこの世界では稀有な生殖能力を持つ女性である。
母の胎内で育ったにもかかわらず、全くと言っていいほど何の疾患も持っていない。
ただ、世界を救おうとしている研究者達にとってはあまりに望ましい体質であるために、
格好の餌食になることを恐れ、両親と姉はそのことを隠している。
もしも魔力やその類に極めて敏感であるのならば、
彼女の魔力は自身の生命力とほぼ見分けがつかない位に混ざり合い、体を巡っているのが分かるだろう。
しかし、それは至極自然で健全極まりない形だと感じるかもしれない。
・フロラ
彼女はなるほど遺伝子としては正しくクローリスの姉であるが、
人工授精によって生まれ、その上胎内にいるべき時期に手が加えられている。
予期せぬことではあるものの、その結果として人外の域の怪力を得た。
クローリスを危険から遠ざけ守ることは、彼女が自分に誓った使命といえる。
また、妹にある生殖能力は彼女にはない。
もしも魔力やその類に極めて敏感であるのならば、
彼女の怪力は本来魔法と言えるものであるにもかかわらず、身体の中に魔力を全く感じられないのが分かるだろう。
力を用いるときは僅かに魔力を帯びるが、その出処や経路は全く見えない。
まるで、力の源そのものがぽっかりと穴を空けたように、「あるべきところに存在していない」と感じるかもしれない。
基本的にほのぼのやギャグ中心になると思いますが、シリアスも(PLは)好きです。
レスは遅めなので、お待たせしてしまうことが多いかもしれません。